4月 上旬 バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)開花 タマゴケ胞子体 雪どけにより渓流や滝の水量が増しはじめる 中旬 キクザキイチゲ、 オトメエンゴサク咲く カツラ春紅葉、 アラゲヒョウタンボク開花 遊歩道雪どけ・下流域から 芽吹きが進む 下旬 スギタニルリシジミが翔びはじめる キブシ、 ハウチワカエデ開花 キビタキ、 オオルリなど夏鳥がさえずる
5月 上旬 奥入瀬新緑さかり・ ジャゴケ胞子体 ニリンソウ、 エンレイソウ咲く オオカメノキ、 オオバクロモジ開花 中旬 十和田湖新緑美 オオタチツボスミレ、 マムシグサ咲く ムラサキヤシオ、 ヤマツツジ開花 下旬 ズダヤクシュ、 クルマバソウ咲く ホオノキ、 ミズキ開花 エゾハルゼミがさかんに鳴く
6月 上旬 オオバミゾホオズキ、 ミヤマカラマツ咲く トチノキ、 タニウツギ、 フジ開花 アカショウビン渡来、 カジカガエル鳴く 中旬 ヤグルマソウ、 ギンリョウソウ咲く 苔むした橋の欄干にヒナノヒガサ発生 モリアオガエルの産卵がはじまる 下旬 タツナミソウ、 サイハイラン咲く コツボゴケ胞子体 新緑から深緑へうつろう
7月 上旬 オニシモツケ、 アマニュウ咲く オニノヤガラが目立ちはじめる エゾアジサイ、 ツルアジサイ開花 中旬 ダイコンソウ、 ヤマブキショウマ咲く 馬門橋下のバイカモが咲きはじめる 十和田湖のヒメマス釣りが解禁となる 下旬 オオウバユリ、 ソバナ、 ヤブハギ咲く ノリウツギ開花 シダのソーラス(胞子嚢)が熟す
8月 上旬 ヤブハギ、 キツリフネ、 ツリフネソウ咲く オオカメノキの実が赤くなりはじめる アカエゾゼミや コエゾゼミが鳴く 中旬 ヤマジノホトトギス、 ノブキ、 タマブキ咲く 石ケ戸でクズの花が落ちはじめる 少しずつ涼しくなり、秋めいてくる 下旬 アケボノシュスラン、 オクトリカブト咲く ドロノキの柳絮(りゅうじょ)が飛散 森のあちこちにベニタケ類などキノコが発生
9月 上旬 サラシナショウマ、 オオアキノキリンソウ咲く オオカメノキ、 ミヤマガマズミの実が赤熟 カツラの落葉が香りはじめる 中旬 マムシグサの紅い実が見られはじめる トチノキの実が落ちはじめる ※9月のタイトルバックの写真 ツキヨタケが出はじめる 下旬 ツクバネソウ黒熟 ヤマブドウ・ サルナシの実が熟す イワナの産卵行動が見られる
10月 上旬 ダイモンジソウさかり ウスキブナノミタケが目立ちはじめる サクラマス(ヤマメ)産卵がはじまる 中旬 十和田湖の紅葉さかり 黄葉したカツラの芳香が森に満ちる アカスジキンカメムシの幼虫が目立つ 下旬 奥入瀬の紅葉さかり ムラサキシキブの実 タヌキノチャブクロが胞子を飛ばしはじめる
11月 上旬 コマユミ、 ツリバナ、 ツルウメモドキの実 落葉によりコケの緑が目立ちはじめる 冬鳥のウソや マヒワが飛来する 中旬 なごりの黄葉に初雪が降る 十和田湖に水鳥が飛来する 水門による制御で渓流の水量が減る 下旬 樹上のオシャグジデンダの緑が映える 落葉した森にヤドリギが目立つ 林床にヒメアオキなどの緑が目立つ
12月 上旬 馬門岩で繊細な氷柱が見られる カラ類やキツツキ類が観察しやすくなる 中旬 氷柱、氷瀑が少しずつ大きくなっていく 冬毛のノウサギ、 テンが見られる 下旬 十和田湖でオオハクチョウが増える 降雪が増え、冬らしい雪景色となる
1月 上旬 雪上にテンやキツネなど動物の足跡 子ノ口付近でオジロワシの姿を見かける 中旬 水門付近でキンクロハジロ やホシハジロ アオゲラが ツタウルシの実などを採食 下旬 十和田湖畔でしぶき氷が見られる 滝が氷瀑となり、崖や岩下に氷柱ができる
2月 上旬 氷瀑や氷柱の青みが増す 紫明渓の雪帽子が絵になる 中旬 クマタカの求愛行動がはじまる 雪上でクモガタガガンボの姿を見る 下旬 カワガラスの繁殖がはじまる 木々の冬芽が少しずつふくらみはじめる
3月 上旬 ヤマセによる大雪が降ることがある ヤドリギの実にレンジャク類が飛来する 中旬 雪上でカワゲラやユスリカなどが活動 まれに林間でカモシカの姿を見かける 下旬 フキノトウや マルバマンサクが咲きはじめる ミソサザイや ゴジュウカラがさかんにさえずる