下流域
渓流観光の起点(渓流の終点)となる「焼山」から「惣辺」(バイパス道入口)までのエリアが下流域です。左岸から黄瀬川と大幌内川、右岸からは惣辺川が流れ込むために川幅が広くなっており、大雨の後には水野濁りが目立ちます。渓流景観としてはやや単調な印象もありますが、「紫明渓」付近の風景は人気があります。「惣辺」および「黄瀬」に見られるブナやトチノキの森は美しく、またシダやコケなどの観察にも適した区間となっています。
渓流観光の起点(渓流の終点)となる「焼山」から「惣辺」(バイパス道入口)までのエリアが下流域です。左岸から黄瀬川と大幌内川、右岸からは惣辺川が流れ込むために川幅が広くなっており、大雨の後には水野濁りが目立ちます。渓流景観としてはやや単調な印象もありますが、「紫明渓」付近の風景は人気があります。「惣辺」および「黄瀬」に見られるブナやトチノキの森は美しく、またシダやコケなどの観察にも適した区間となっています。
「惣辺」から「雲井の流れ」あたりまでのエリアが中流域です。「阿修羅の流れ」「雲井の滝」など景勝エリアが目白押し。渓流美を満喫できます。ただし観光客の姿もひときわ目立つ区間で、車道と歩道が併行している部分が多く、ハイシーズンには交通量の多さが気になります。「三乱の流れ」から「石ヶ戸」までの区間と「白銀の流れ」の上流側は歩道が車道から離れ、静かな散策を楽しめます。「雲井の流れ」下流側の段丘上にはブナの美林が見られます。
「雲井の流れ」付近から、渓流のはじまりである「子ノ口」までのエリアが上流域です。断崖が両岸から迫り峡谷のイメージが強くなるため、奥入瀬が深いU字型の谷であることがよくわかります。「姉妹の滝」から「九段の滝」の間は樹齢数百年にもなるカツラの巨木群が得に見事。深い渓谷でどっしりと根をおろしているさまは、とても尊厳な雰囲気です。万両の流れから子ノ口までは、ほぼおだやかな平瀬が続き、ほとりには若いブナが居並びます。